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大リーグ選手の運動障害~注射で治る?

2019年1月

 大リーグの大谷翔平選手や田中将大選手が肘の靭帯損傷で受けたPRP(Platelet Rich Plasma 多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう)注射に最近注目が集まっています。
 PRPは、血小板を高濃度に含んだ血漿(けっしょう)のことです。高濃度の血小板には様々な成長因子が含まれており、損傷した組織に注射することで人体の自然治癒過程を活性化させ、治癒・再生速度を上げます。
 具体的には、患者様ご本人から採血し、専用の装置で分離濃縮しPRP(多血小板血漿)を作り、損傷している部分に注射します。
 自分の血小板で組織の修復や再生を図るため副作用が少なく、アレルギーや感染症も最小限とされます。投手の肘の場合、重症だと効果が少なく、復帰まで1年以上を要する靭帯再建手術を行うこともあります。
 肘以外にも、欧米では膝や肩の損傷、アキレス腱損傷、ハムストリング肉離れといったスポーツ障害でも行われます。さらに膝の加齢性(かれいせい)の変形の治療にも利用されます。
 PRP療法は、日本国内ではまだ保険診療として認められていません。限られた医療機関が自費治療で行っている状況です。治療効果について国内の医師の間でも賛否両論があります。有効性の解明が今後待たれます。

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