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家庭血圧測定のすすめ

2015年3月

なぜ家庭血圧を測るのでしょうか  診察室で測った血圧は、ふだんの血圧を正しく反映しているとは限りません。診察室では、緊張して血圧が高くなる場合(白衣現象)があります。たまたま体調が悪い日もあるでしょう。
 家庭で、一定の時刻に同じ条件で測った血圧値は、診察時の測定値以上に、その人の血圧を評価するうえで価値があるとされています。朝と夜の血圧が異なる場合には、降圧薬の種類、飲み方を工夫することができます。夏よりも冬の方が血圧が高くなるといった季節による血圧の変動もわかります。睡眠不足の朝はふだんより血圧が上がるという現象をとらえて、生活習慣の改善につなげることもできます。

家庭血圧のはかり方  血圧は時々刻々と変動していますので、原則として朝晩測ります。朝は食事や服薬の前に、晩は寝る前に、椅子に座って測ってください。測る前にトイレはすませましょう。毎日同じ方法で測り血圧と脈拍数を記録してください。また一度は左右両方の腕で測り、差がある場合には高く測定された方の腕で測るようにしてください。
 できれば、診察時に家庭血圧計を持参し主治医の前で測ってみて、正しい方法で測れているかどうか、また血圧計が正確であるかどうか確認しておきましょう。一般に、指や手首につける血圧計より、腕に巻く血圧計の方が正確に測れるとされています。
 血圧は同一の機会に2回測ると、1回目の方が2回目より高いのがふつうです。このような場合には、1回目と2回目の測定値の平均をその時の血圧値とみなします。測定値は、ばらつきます。高い日も低い日もありますが一喜一憂する必要はありません。入浴後や飲酒後はかなり血圧が下がることもあります。測定値が低いからといってかってに降圧薬を減らしたり服薬をやめたりすることは避け、かかりつけ医と相談してください。

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